『心のPDCA研修』 取り組み事例のご紹介その② [幹部研修会]

個人の価値観形成は“自己への気づき”から始まる


多くの人が、『潜在能力』という言葉を知っています。

では、“自分の潜在能力は何か”を知っている人は、どうでしょうか。 自分の潜在能力がわからなくて、他の人の潜在能力を引き出せるリーダーになれるでしょうか?

人には、思っている自分(自画像)と、振る舞っている自分(他画像)があります。その重なっている部分が真実の自分と言えます。また、それが完全に重なっている人は存在しないのですが、2つを近づけていくことが自己成長につながります。

心のPDCA研修では、まず自画像を自分が理解するための考え方の1つとして、『エゴグラム』に取り組みます。

“自己への気づき”の始まりです。

エゴグラムで“心を数値化”して理解する

カナダ出身の精神科医エリック・バーンが仮説として立て、自我状態を次の3つに分けて表現したチャートが、エゴグラムと呼ばれています。

 ①P:親のような思考・行動を取る自我

 ②A:大人として現実吟味する思考・行動を取る自我

 ③C:子供のような思考・行動を取る自我

例えば、父親のような厳しさも、愛情を伴なっていれば“叱る”ことができます。

この自我が弱いと“叱る”ことができません。強すぎれば常に“怒っている”ように振る舞ってしまいがちです。

母親のような無条件の愛情は、人間関係において心を修復する機能があります。強過ぎれば過干渉になります。

自由奔放な子供のような自我は、豊かな発想を生み、周りを楽しくもしますが、行き過ぎれば自分勝手にも映ります。

エゴグラムの取り組み事例

P:親のような思考・行動には2種類あります。父親のような自我状態(CP)と、母親のような自我状態(NP)です。

CPが高いと、責任感が強い、信念があるといったプラス面がある反面、厳しい、口うるさいといったマイナス面にもつながります。また、CPが不足すると、信念がない、リーダーシップがとれないといった特徴も出てしまいます。

NPが高いと、愛情・思いやりがある、人を元気づけるといったプラス面があります。逆に過保護・過干渉になりやすく、人の成長を妨げ、依存心を助長したりもします。

NPが不足すると、冷たく、他人を受け付けない傾向になりがちです。

つづく

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