自我状態から学ぶマネージメントその③ [幹部研修会]

気づきの次が他者理解です。

他者理解ができないと管理職にはなれません。そして、他者理解から共感的理解へと高めていく。共感的理解まで行くと、理屈抜きということになる。

理屈で動かそうとすると、理屈で動く人とでは理屈同士の対立となります。だから理屈抜きという共感的理解が必要になってくるわけです。

つまり、その人が何をいったかではなく、誰が何をいったかのほうが大きい。

例えば、「あの人がいったことだからしかたない」と共感しているので理屈抜きで命令に従う。

共感してもらうためには、全人格すべてのものに対して、尊敬されているところまで行かなければなりません。

ところが、そんなところまで行っている組織はありません。でも、社長にはそういうところまで求められます。

「しかたない、社長のいうことだから」と諦めではなく、全人格的に持っているその人の心の深さとか、志の高さとかに共感している。

だから、そうなるためには社長は明確なビジョンと明確な哲学を持って社員を包括するぐらいの社長の深さと大きさを持たなければなりません。

社長といっても初めからそういうものを持ち合わせているわけではありませんが、社長という職務にいる限りは、そのような人格になれるように、挑戦し続けなければなりません。

元々、社長に能力があるわけではなく、社長という職務がそうさせるのです。

では、部長という職務は何でしょう?

部長というのは営業利益を上げ、もっともっと社員を成長させることです。そのためにも自分自身がもっともっと大きくならなければなりません。

「これで十分」というのは本来の職務ではありません。

つづく

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