OJISホール経営研究会  第6回幹部研究会レポート コーシン編その① [OJIS]

第1部は「任せっきりから自主性・自発性の人材教育へ」をテーマに㈱コーシンの金子匡秀営業本部長の発表がありました。
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現在、東京・神田で2店舗を運営するコーシンの金子営業本部長は、次代を担う若手経営者です。大手チェーン勤務を経て、2006年、上野の新店立ち上げのために家業であるコーシンに入社しました。

ホールの現場経験はまだ半年しかなかったため、釘を覚えるためにC&Eアカデミーのベーシックコースを受講。弊社代表取締役の新井の「人こそ財産」という理念に共感していただきました。

「上野の新店は582台。当時、上野には263台のホールを運営していましたが、新店のオープンに伴い閉店することになりました。

入社と同時に新店の工程会議に出席するのですが、すでに設備も機械も決まった状態でした。

その時私が感じたことは『月の営業計画はあっても日々の計画はない。機種導入も計画性がない。販促活動も外部に任せっきり』ということでした。

上野の激戦区で新店はオープンしましたが、初日こそ満台になりましたが、2日目で5割稼働。3日目で2~3割稼働。しかも、お客の顔ぶれはプロばかり。1カ月には7000稼働にまで落ち込みました。責任を取って店長は退社。

稼働はその後も上向くことはなく、決断を迫られました。そして、下した結論が3カ月と20日で新店の閉鎖でした。

主任クラス以上は全員退社。店長、統括部長も自主退社。

上野で培った経験を無駄にしないため、失敗要因を調べ上げました。

時代に合ったホール運営をしていなかったことに加え、店舗は任せっきり。店舗全体で物事を考えていませんでした。計画の大枠はあっても日々のものは何も考えていない。他店の強味、弱みなどの細かい分析も行っていませんでした。

役職者で神田に戻ったのは私ただ一人でした。
神田へ帰るにあたり、信頼を取り戻すことからはじめました。それでないと誰も認めてくれないからです」

つづく

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