価値観の入れ替え [雑記]

会社の目的には利益を上げて存続することのほか、社員の働き甲斐や、社会貢献などがあります。

その手段として、ホール経営をやっているわけですが、やるからには他所より絶対いい店でなければなりません。

いい店とは、ずばり利益が出せることです。利益作りのための生命線ともいえるのが釘です。釘の技能は、訓練すれば上達はします。しかし、志がなければ成功しません。

釘の学校であるC&Eアカデミーにはベーシックコース、上級コース、現場コースの3つのクラスがあります。

ベーシックはゲージを作ることが基本です。ハンマーで釘の芯を叩く音を聞き分け、釘を上下、左右の角度を1回で合わせられるまでになるのが、ベーシックです。

このとき、釘を上達させるには、体に負担をかけることが必要です。体が楽であるということでは上達しません。

上級コースはゲージ表通りに合わせられるか、スタートを合わせられるか、実射して玉の流れをコントロールできるか、という実践段階へと入っていきます。

現場コースは、いよいよ現場での実践です。20台で100万円の粗利を取るとか、具体的な数値目標を掲げて釘調整に挑みます。

月間計画を反映しながら、スタートをいくらにする、そのためには釘幅はいくらにする、さらに他機種との兼ね合いを見ながら決めて、その通りに調整していき、目標数字に到達することが求められます。

こうした個人の技術者を何人育てられるかによって、店の強さが劇的に変わってきます。

釘をアウトソーシングしているホールが、自前で釘担当者を育てるには、仕事の価値観の入れ替えが必要になってきます。

金のために釘を習う、という低次元な理由ではなく、これは「お客様のためにやる」という確固たる信念に基づいてやることです。

それによって、業績がよくなれば、回りまわって給料がよくなるものです。

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業績を上げるための心理学 [雑記]

交流分析という心理学がある。これは1950年代にアメリカの精神科医バーン博士によって提唱された心理学理論で、日本で一番最初に取り入れたのが日航と全日空。

客室乗務員はお客様の命を預かっている。狭い機内で万一トラブルがあったときは迅速に対処しなければならない。

その際、自分の心理もお客様の心理状態も手に取るように分かっていなければならない。トラブルがあったとき、どんなことをすれば安心できるのか。つまり心の見える化。交流分析とは心を科学の目で数値化して理解する心理学である。

これがパチンコにも応用できる。

バーン博士は精神が子供の頃の経験によって形作られるP(Parent、親)、A(Adult、成人)、C(Child、子供)の3つの自我状態があると仮定した。

一般的に人々はこの3つの自我状態のいずれかに属している。

それぞれの状態はさらに分割される。

CPは責任感があって信念が強い。反面厳しくて口うるさい。

NPは優しくて愛情を持っているけど、甘やかしすぎて過保護にする。

Aは冷静沈着で計画性がある。物事を客観的に見るが、行き過ぎると評論家になる。

FCは天真爛漫で明るくて自由奔放。でもわがまま。

ACは謙虚で穏やかで素直だけども劣等感を持ちやすい。

という心理状況が分かってくると、お客様をどの自我状態にすれが、売り上げが一番上がるかが分かってくる。

お客様が来店しました。

一番最初、お客様はアダルトの状態で来店する。この店で勝てそうかどうか情報を集める。ポスターに新台導入の文字。新台なら勝てそうだな、と判断してそして打ってみる。

ところが、回らない。すると、「何だ回らないじゃないか」と批判を始める。そして、最後は打つのを止めて店を後にする。

ということはCPを出させないことだ。

CPを出させないための店舗作りをどうすのか?

それともう一つ、FCを出させること。FCは楽しいこと、面白いことが好き。お金のことも考えない。

つまり、パチンコに来たお客様には長くいてもらって、そして、お金を使っていただくためには、このFCの状態にしなければいけない、ということ。

では、FCの状態は何に反応するか、といえば、NP、お母さんの優しい愛情に反応する。

女性スタッフの戦力化をどうするか、ということで、玉箱を運ばせるよりも女性は女性らしさできれいで、美しい母親の愛情でお客様に接するほうがいい。

例えば、キャバクラは時間ギリギリにかわいい子をつけてくる。そうすると鼻の下の長いお客は「もう1時間延長」となる。

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バカな参謀は人を殺す [雑記]

NHKで放送された「坂の上の雲」は3部構成で、3年かけて放送されます。

第2部は今年の12月に放送されますが、ここで日露戦争のことが取り上げられます。

日露戦争の中でも多くの兵士が戦死したのが旅順要塞の攻略です。

日本が日露戦争に勝利するためには、朝鮮半島周辺海域の制海権を抑えるために、旅順を母港とするロシア海軍の旅順艦隊を撃滅する必要がありました。

ロシアは旅順艦隊を守るために、旅順港を囲む山々に永久要塞を建設していたのです。

日本陸軍は当初、旅順要塞が近代化された要塞とは知らず、簡単に攻略できる、と考えていたようです。このとき参謀長が砲術の専門家である伊地知幸介少将です。

伊地知参謀は砲術の専門家の自負から砲撃した後、身体をさらけ出して攻めかかる白兵戦を繰り返し、旅順要塞全般を攻撃したため、数万人の死傷者を出すことになります。

参謀が無能だと命を落とさなくてもいい兵士まで失うことになります。

海軍は最初から旅順要塞全般を攻撃するのではなく、203高地のみを陥落して、ここから旅順港のロシア艦隊を攻撃する作戦を考えていました。

海軍が二八センチ榴弾砲を貸し出すことを提案しても「余計なお世話」と断ったのが、伊地知参謀でした。

旅順を攻めあぐねていた乃木司令官に代わって指揮を取ったのが児玉源太郎参謀長です。

児玉参謀長は伊地知のやり方を叱責すると「一生懸命やっている。大本営が鉄砲の弾も兵隊も送ってくれない」と言い訳をしています。

203高地を落とすために、児玉参謀長は移動が困難な28センチ榴弾砲を、敵陣に接近した場所まで1日で配置転換を命じています。その時も専門家は「そんなことは無理です」と反論が出ていますが、人間、知恵と力を使えばできるものです。

そして砲撃と突撃隊の突撃を同時に行い、わずか半日で陥落させたのです。

難攻不落といわれた旅順要塞。

伊地知参謀の下では半年かかって陥落できず、無用な戦死者を出すばかりでしたが、指揮官が代わり、作戦を変えただけでいとも簡単に攻略できたわけです。

最近、この話をホールの幹部に話す機会が増えています。

バカな参謀は人を殺す、ということをいいたいわけです。

日本人は識字率も高く、民族的にも優秀です。その従業員を使って利益を上げられないのは、参謀=ホール幹部の責任であり、その参謀を使っているのは経営者の責任でもあります。

パチンコはある種の特殊性で守られた一面もあります。

市場が縮小する今の売り上げが本当の実力であることを肝に銘じ、今を改革していかなければ手遅れになります。

手遅れになってからでは遅いのです。

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351位からのスタート [雑記]

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初日は351位からのスタートです。
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すべては自己責任です。

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