自我状態から学ぶマネージメントその② [幹部研修会]

私という存在を自分で紹介してみてください。5分間でどのぐらい自分のことが語れるかのテストです。

最低15項目以上自分を表現しなければ、管理職としては失格です。管理職が自分のことを分かっていないのに、部下を指導、育成することはできません。

管理職研修ではまず、最初にこの問題を出します。先日も30人の管理職を集めて研修を行いましたが、15項目も書けなかった人が80%です。

ということは、自己概念ということをほとんどの人が知らない、ということです。自分自身を客観視して、自分を見ることが分かっていない、ということです。

管理職が自分自身を分かっていないのに、どうして部下の評価ができるのか。自分自身に気づいていない人は「曖昧」ということです。だから、部下の指導、育成はできない、ということです。

まず、自分自身を分析して自分自身を語れること。

業績を上げていこうとしていく前に自分がどんな人間なのか、自己に気づかないといけません。これが業績を上げるための第一ステップです。

その次に自己理解です。

自己理解を深めることで、自分の志や哲学的に自分が何のために生きているのかが語れなければいけません。

自己に問いかけてやっていくと、自己の内面のことで行動しているのが出てくる。

潜在意識の中には、一杯持っているのに、顕在化されていない分かっていないことが一杯あります。

気づくということは顕在化された、ということです。

何万年も生き続けている人間の遺伝子の中にはメモリが入っているのに、それを使っていないだけです。

「自分は持っているのに、でも使っていない」という気づき。

頭が悪いとかではなく、潜在意識の中には一杯持っているのに、顕在化されていない。気づくとは顕在化された、ということです。

つづく

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