価値観の入れ替え [雑記]

会社の目的には利益を上げて存続することのほか、社員の働き甲斐や、社会貢献などがあります。

その手段として、ホール経営をやっているわけですが、やるからには他所より絶対いい店でなければなりません。

いい店とは、ずばり利益が出せることです。利益作りのための生命線ともいえるのが釘です。釘の技能は、訓練すれば上達はします。しかし、志がなければ成功しません。

釘の学校であるC&Eアカデミーにはベーシックコース、上級コース、現場コースの3つのクラスがあります。

ベーシックはゲージを作ることが基本です。ハンマーで釘の芯を叩く音を聞き分け、釘を上下、左右の角度を1回で合わせられるまでになるのが、ベーシックです。

このとき、釘を上達させるには、体に負担をかけることが必要です。体が楽であるということでは上達しません。

上級コースはゲージ表通りに合わせられるか、スタートを合わせられるか、実射して玉の流れをコントロールできるか、という実践段階へと入っていきます。

現場コースは、いよいよ現場での実践です。20台で100万円の粗利を取るとか、具体的な数値目標を掲げて釘調整に挑みます。

月間計画を反映しながら、スタートをいくらにする、そのためには釘幅はいくらにする、さらに他機種との兼ね合いを見ながら決めて、その通りに調整していき、目標数字に到達することが求められます。

こうした個人の技術者を何人育てられるかによって、店の強さが劇的に変わってきます。

釘をアウトソーシングしているホールが、自前で釘担当者を育てるには、仕事の価値観の入れ替えが必要になってきます。

金のために釘を習う、という低次元な理由ではなく、これは「お客様のためにやる」という確固たる信念に基づいてやることです。

それによって、業績がよくなれば、回りまわって給料がよくなるものです。

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