OJISホール経営研究会  第6回幹部研究会レポートその①新井代表あいさつ [OJIS]

2月25日、東京都内の「TKP銀座ビジネスセンター」でOJISホール経営研究会の第6回幹部勉強会が開催されました。

今回のメインテーマは「客数を増やす、稼働を増やす」。
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これを実践しているホール企業の事例研究の発表の後、60名あまりの参加者が自社に置き換えて活発にグループ討論しました。

開会に先立ち、弊社代表取締役の新井博貴が「今、ホール経営幹部に求められるもの」と題して次のように講演しました。
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「今のパチンコ業界を例えるなら、明治維新から日露戦争に直面していた時代。つまり平時から変革期の時代だといえます。

平時のリーダーは改革を好みません。右肩上がりの時代、意思決定をしなくても、それでも会社は回りました。

変革期ではそんな悠長なことはできません。明治維新のリーダーは仕組みを全部変えました。まず着手したのが人の改革。優秀な人間を成長モデルの欧米に派遣して、欧米の優れているところを貪欲に吸収しました。

明治は変革期なので成長モデルは何でも試しました。それは日本が貧乏だったから豊かになりたい、という強い想いがあった。それを掴むために行動しました。

近代国家の礎を作ることになる日露戦争は、圧倒的に劣っている兵力の中で、受けて立たざるを得なかった戦争でした。日露戦争に負けていたら今の日本はない。ロシアの植民地になっていました。それまでの藩の概念から国家という概念、国民という意識が生まれ、国民が一つになりました。

軍隊の目的は戦ったら勝つことです。それを指揮するのが参謀です。参謀の役割は作戦を立て、指揮を発動し、目的を達成することです。

軍隊の司令官は会社で言えば社長です。社長が業績を上げろ、客数を上げろ、と命令を出したら、参謀長である経営幹部は、それを実現するために知恵を振り絞らなければなりません。参謀長は計画を立てて意思決定をすること。意思決定とは戦ったら勝つこと。目的を達成して成果を作ることです。

変革期のリーダーは意思決定を先延ばしにしてはいけない。試したことによって得られる成果が得られない。挑戦することによって得られるものが一杯あります。

やれといったら、やれ! 失敗した時の全責任は俺が取る。それが変革期のリーダーです。

すべては意思決定から始まります。茨の道を歩み始めたら怠惰な時間は捨てなければならない。楽にやっていた時間はすべて捨てなければなりません。

縮小する市場を拡大することはできません。市場が縮小するとニーズ、ウォンツもすべて変わってきます。機械を頻繁に入れ替える過去のパチンコのビジネスモデルは、もはや通用しません。固定概念にとらわれず課題解決のために知恵を出し合ってください」

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