利益作りの本丸は本部にあり⑬最終回 [経営]

主体変容

目的には4観点あります。

目標を実現することでどんな価値がもたらされるのか? 給料が上がる、生活が豊かになる、地位、名誉が上がる。これは目に見える有形の利益です。

その一方で、目に見えない利益もあります。それが心の利益です。やった!という達成感であったり、自信ができたり、勇気がついたりして心の器が大きくなります。

健全な欲求は他者に向かい始め、他者の利益も考えられるようになります。これが健全な目的です。

周りの人たちとの間で無形の利益が生まれます。それが信頼感であったり、人を信用することです。

自分と他者が一つになり、社会と自分が共生することにつながってきます。

その欲求と目的がくっついたとき、初めて心がつきます。そうして心が向かったときに経営改革のルーチンを始めることです。

現実には違和感、ギャップがあります。このギャップが全部問題です。

その現実を享受していると違和感を感じません。

現実に対して違和感、不満だらけだから改革していくわけです。

人間関係を築き上げるために、相手のことをもっと知りたい、親しくなりたい、もっと分かりたい思う気持ちがなければ、違和感が生まれます。

主体変容ということばがあります。

これは自分が変ることで、相手が変るという意味です。自分から相手に近づいて行った分、相手との距離も縮まります。

改革をスピードに乗せるときに、変革に対して障害となる人=目的の価値観が合わない人はプロジェクトから排除しなければなりません。

価値観が一致しなければ心が向かいません。

人間が心を使わない行動では、そこに人間はいません。そういう人の行動は成果をもたらさないからです。



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