経営改善のポイント⑦ [経営]

経営の5要素を持って顧客接点のクオリティーを高めて、顧客のための活動をすべてやる健全な価値観を持っているホールは、不健全な価値観の競合他社に負けているのを見たことがありません。

地域一番店になることで一番重要なことは健全な価値観を持つことです。

統一ゲージは健全な価値観の表れです。

不健全な価値観のホールは、市場から淘汰されます。その結果が6000軒になるということです。

人間のいいところは過去をリセットして、今から健全な価値観を構築して、顧客のニーズに合う経営の5要素を使って、顧客接点のクオリティーを高めていくことができます。

そこにはいつでもお手伝いします。

人の改革とは健全な価値観の入れ替えです。新台入れ替えの前に健全な価値観の入れ替えです。

うろこのついた刺身を出すようなゲージで、お客様が喜んで打ってくれるほど、お客様はパチンコがないと困る、ということはありません。

パチンコよりもっと楽しいレジャーがあります。

普通の技術ではスランプは絶対に出ます。ひねりを入れない限り落下速度は遅くはなりません。

昔はお客様はないものが欲しかったが、今は欲しいものがありません。

ないものが欲しかったからないものを提供すればよかった。それが昔のパチンコ。

今は欲しいと思わせるものをクリエイトしていかない限り、顧客は創造できません。ということはお客様の見る目、要求度が高くなっていますから、今流行っていることは永遠に保証されるものではありません。

サービス業でこれで一番店という保証はまったくない、ということです。ここを怠っているところが順番に淘汰されています。

明日はわが身です。

つづく

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経営改善のポイント⑥ [経営]

統一ゲージは単純にゲージを揃えるのではなく、もっと奥深いものがあります。

統一ゲージは時間がかかります。

面倒くさい=お客様のためになっている、ということです。

鯛を料理するのに、面倒くさいからといってうろこを取らないで、お客様に出すのか。面倒くさいからといってうろこを半分残しているのと、全部きれいに取っているのはどちらがお客様のためになっているか。

ここを分からないといけません。

時間がかかるからとゲージがそこそこでいいのか、ということです。

うろこが付いたままサービスしていいのか、ということと同じことです。

基準は自分が好きか嫌いか、簡単か楽か。そこには顧客の存在とISOと経営理念がない。会社の健全な価値観がない。

会社が理念を作るということは、健全な価値観を統一するためです。

お客様のために手間隙はかかるけど、自分が時間を惜しんでもやるのと、手間隙がかかって面倒くさいから、とやらないのではどちらが健全な価値観か、ということです。

面倒なことを許している会社は、不健全な価値観です。

だからお客様は不健全な店には行かないのです。

価値観が不健全だからお客様が来ないんです。

不健全な価値観が顧客を逃し、不況を作っている、ともいえます。

つづく

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経営改善のポイント⑤ [経営]

顧客活動の中心にひねりゲージを使うわけです。

ひねりゲージとは1000円が2000円になるゲージです。つまりもう1000円打ちたくなる。

なぜかというと、お客様は心地いいとか悪いとか、という感性的なことは理屈ぬきで自分の中にあります。

ひねりゲージは利益を上げるとか稼働を上げること以上にお客様にとって気持ちがいい。

ひねりゲージの玉の動きは心理学です。

落下速度が速いことがお客様にとって心地がいいか、悪いか、ということです。

落下速度が遅いほうが盤面に玉がたくさんあるので、安心感につながります。

ISOの活動のテーマの中に安心、安全、快適というのがあります。

玉がたくさんあるということは、どっちが安心で、安全で、快適かということです。

ひねりゲージはISO基準に則ったものといえます。

液晶が小さかったころは、玉が縦に弾んだものですが、液晶が大きくなって縦に弾まないようになりました。

今は滑るように転がっています。

そこには縦に弾むという面白さも楽しさもありません。従って心地よさも安心感もありません。

玉が入る可能性が少ないからお客様は不安になります。

イライラします。ましてや3個返しで玉減りが早いので、玉単価が高くなっています。玉を打ちながらお金が減っていく強迫観念に与えながら、快適さがあるわけもありません。

人間には目で見て味わう感覚がありますが、その要素をひねりゲージの中に入れています。

安心、安全、快適というのは数字では表せません。まずは感性です。

感性や感覚は暗黙値ですから人には伝えにくい。それを数値化したのが統一ゲージです。

つづく

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経営改善のポイント④ [経営]

3つ目の要素はプロモーションです。

マーケティングがあって、マーチャンダイジングがあって、その次がプロモーションです。

いかに売るかということと、いかに取ってくるかというその方法。一般的にいうとイベントといいます。それをもっと戦略的にやるのがプロモーションです。

イベント単独でやるのではなく、マーケティングとマーチャンダイジングというベースを基にやるのがプロモーションです。

経営者が資金調達して他人資本と自己資本で店を作ってきました。経営活動とは資産を運用してどれだけの利回りを出せるか。

10億円の投資に対して20%のアセットを出すには、2億円の営業利益を作らなければなりません。

これが経営活動ですが、そんなことは教えられていないのでチンプンカン。これからはそこまで落とし込まないと経営者視点で責任感のある店長は育ちません。

経営の5要素をどこで発揮するかといったら「顧客接点に全部使いましょう」ということです。

つづく

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経営改善のポイント③ [経営]

顧客ニーズが変化して、マーケットが小さくなれば、利益も減ります。

このマーケットで勝ち残るには、ニーズを最大化できる商品とサービス、技術を再構築していかなければなりません。

この再構築の中身がマーチャンダイジングです。

いわゆる商品活動です。売るものは何か?何を売るのか。

それは新製品の開発です。

ここで重要なことは、店舗に新台を設置するという従来の考え方ではなく、今のニーズに合う商品開発が求められます。

その新製品とは統一ゲージ=ひねりゲージです。

今まで学習してきた考え方、思考や知識と経験を積んできたことがマネージメント能力ということになります。

その能力によって今の結果を作っているわけですが、その結果が利益を上昇させているか?

店長のマネージメント能力が今の延長線上にあるわけですが、その能力によって今の結果を作っているわけです。

で、その結果は年々利益を上昇させていますか? 減ってるでしょう、と。

「今のマネージメント能力で利益をV字回復することができますか?」と大勢の店長を前に聞いたことがありますが、「できます」と答えた店長は未だかつて誰一人いません。

なぜかというと、マーチャンダイジングを含めて経営の要素を知らないからです。

マーケットが3000万人から1400万人に減少しました。

1円パチンコなどで止めた人を再びパチンコ店へ足を運ばせようとしていますが、「止めた人は帰ってこない」というのが持論です。なぜなら、止めた人のニーズがないからです。

再びパチンコ店へ来てもらうにしても時間とコストがかかります。

では、何から始めるのか?

手っ取り早い、確実な方法は競合店のお客様を呼び込む商品活動が必要になってきます。いわゆる、ケンカしたら勝てる。これがマーケティングです。

顧客はそこのマーケットにはいるわけですから。

だからそこの顧客活動をしなければなりません。

頭取りをした人数を見て、この店から何人取れる、この店からは何人取れる、という技術戦略、サービス戦略、機械戦略が必要になり、そこにプロモーションがくっ付いて来ます。

つづく

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経営改善のポイント② [経営]

2つ目の要素はマーケティングです。

企業活動はそのマーケットの誰に対してモノを売っていくのか、あるいは誰を取り込もうとするのか、ということを考えなければいけません。

マーケティングとは、いわゆる顧客活動です。

そのマーケットを10年というスパンで見て、以前と今の流れから将来を見通すとどういうマーケットになっているのか?

将来も永遠に成長発展するのか、現状維持なのか、それとも縮小するのか、ここを見極めなければなりません。

10年前のパチンコ参加人口は3000万人といわれていましたが、今は1400万人とも1200万人ともいわれ、半分以下に縮小した現実があります。

店舗数でいえば、ピーク時は1万8000店舗あったものが、1万2000店舗に減少し、設置台数は横ばい。店舗数は減ったが設置台数はピーク時と変わりません。

この状況で顧客が減っていっている。これでどんな状況が起こっているか。

パチンコ台の価格は倍近く高騰、設置台数は変わらない高コスト体質になっている。

これを半減した人数で補っている、ということは店舗の高コストがお客さんにとっても高負担になっています。

高負担という状況で顧客の満足、ニーズ、ウォンツを満たすだけの技術の提供があるのでしょうか?

それを満たしていたら顧客は減らない。それが加速度的に減っている、ということは需要と供給のバランスが崩れて、大きな地殻変動が起きている、ということです。

ということは顧客数がV字回復することは絶対にありません。横ばいもありません。この延長線上で行けば、店舗数は間違いなく6000店舗まで半減します。

これが今のマーケットです。

この中でわれわれは技術、サービス、商品の提供をしていますが、その中心は顧客ニーズです。

つづく

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経営改善のポイント① [経営]

最近、経営改善の依頼が増えています。

その時、経営にかかわっている人たちの総意をまとめるために、経営幹部や店長らを交えて、「経営の5要素」について話すことがあります。

この5要素を使い切っているかの確認となるわけですが、経営の中心となる一つ目の要素は経営思想です。経営思想の中には理念があったり、BSの経営思想などがあります。

経営思想の中に、経営目的があり、短期目的と長期目的があります。

短期目的は利益を作ることです。経営活動とは利益を作ることです。

一方の長期的は健全な発展と永続性です。利益のないところに健全な発展と永続性は成り立ちません。

利益活動を対外的にいうと社会に役立つ社会貢献や社会性の追求なくして利益はありえません。

対内的には社員が利益活動をすることによって生き甲斐や働き甲斐、豊かさの追求を同時に実現するのが経営思想です。

つづく

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海で利益が取れるようになった [メディア掲載記事]

「当社が目指すのはパチンコの量販店ではなくパチンコの専門店。専門店である以上、釘に対しても質の高い技術、理論、知識が求められる。そういう当社の方向性と統一ゲージ理論がピッタリ合致しました。釘は統一ゲージ理論に基づいて、角度から1本ずつ調整する。高額なお金を使っていただいている以上、それがお客さまに対するパチンコ専門店のサービスです」と語るのは全国のトップを切って「スーパーチャンサ」を導入した「ダスラー」(金沢市)の桧原永文社長。

「安心、安全、快適」をモットーに「ダスラー津幡店」が品質保証の国際規格であるISO9002を取得している。

統一ゲージ理論を採用したのは今年の2月。そして、9月、オフィスジャパンが満を持して開発した統一ゲージサポートシステム「スーパーチャンサ」に切り替えた。釘幅デジタル測定器も「チャンサ君」へと一新した。

「まず、釘に対する考え方が根本から変わりました。従来は36台1島でスタートが平均5.9回になっていれば満足していました。実際1台ずつチェックすると5.1回があったり、6.2回があったりの平均値でしかありません。5.1回しか回らない台はお客さんにとってはストレスの溜まる回り方ですから、6.2回に比べて当然稼働も低い。今は1台ずつ5.9回回るようにしています」と同店店長。

店長自身は統一ゲージを始めて2カ月だが、その効果は早くも現れているようだ。

日曜日の夜の稼働が上がるとともに、同ホールのメイン機種である「CR海物語」(252台)で取れなかった利益が取れるようになった、という。

「パチンコ業界は日曜日は釘を閉めるのが当たり前でしたが、統一ゲージが完成するとそういう必要がなくなりました。スタート管理を基準値から±0.2回で管理しています。お客さんが手を放すような無駄な回し方をなくすだけで、それが利益に繋がってきます。ですから、日曜日だからといって釘を閉めて利益を取る必要がありません。普段通りに回りますから、日曜日の夜の稼働が上がりました」(店長)

同様に全国共通のメイン機種である海物語で利益が取れるようになったことが何とも心強い。同機は集客重視台で、利益が伴いにくいのが現場の悩み。ホールが利益を取りに走ればすぐに客は飛んでしまう。それが統一ゲージを実践して、ロスを省くことで今では利益の稼ぎ頭になっている。

「この稼働を維持管理するのがスーパーチャンサです。グラフ表示でスタート回数が基準値より高い台、低い台が一目瞭然。さらに、クリック一発で何番台か分かりますから調整も簡単になのました。とにかく使いやすくなりました」(店長)

ISO9002の理念をサポートする統一ゲージ理論のコラボレーションで、「安心、安全、快適」な店作りが強力に推し進められている。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その10最終回 [C&Eアカデミー]

8.本気

本気でやれば大抵のことはできます。本気でやっていると何事も面白いものです。

「つらい」「苦しい」と感じるのは本気になっていない証拠です。本気になるとつらいことも含めて楽しくなってきます。

本気でやっていたら誰かが助けてくれる。

本気でやると使われていなかった遺伝子がONになる。

人を幸せにするために本気で働くものはみんな幸せで、みんなえらい。

この3時間の講義の中で自分の気づきでベストワンだったところを発表して本日の研修は終わります。

受講生からの感想

・受講生Aさん 本気になっていなかった

・受講生Bさん 成功体験

・受講生Cさん 100%参加。時間を無駄に使っていた

・受講生Dさん 本気を出していなかった。店のレベルに合わせていた。

・受講生Eさん 自己開示。4つの窓が皆無。窓を広げたい。

・受講生Fさん 100%参加

・受講生Gさん 自己開示。自己表現ができていなかった。

・受講生Hさん 目標を明確に。スムーズに下に指示が出せていなかった。

・受講生Iさん 自己開示。自分の弱さを隠して自分の部下にも悪い影響を与えていた。ノビノビ働ける環境を作るには自分の弱さを開示する。

・受講生Jさんはホールの専務 
釘を叩く上での心構えかと軽い気持ちで受講していましたが、こんな哲学や精神論があるとは思ってもいませんでした。非常に深い話でした。ホールの仕事の辛さ、単純さは私なら3カ月も持たない。日々の単純な仕事や釘1本が宇宙につながったのには感動だった。
ホールの社会的責任や目標が分かりにくかったが、希望を与えられると思いました。

以上このシリーズ終わり

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