C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その2 [C&Eアカデミー]
脳みそは使わないと固定化してきて新しいものを取り入れなくなり、柔軟性がなくなってきます。
私には苦い経験があります。事業に失敗して借金を返済するために40過ぎてホールで2年間ほど住み込みで働いていました。
毎日の玉箱の上げ下げ以上に堪えたのが、40過ぎて1日中ホールに立っていることの辛さです。
仕事はルーチンワークです。班長の指示を聞いて、いわれた通りにやればよかったが、それに押し流されていたら、私はホールの2階の住み込み人生でそのまま終わっていました。
でも、その時に目標があったので住み込み人生から抜け出すことができました。
私の前職は美容業界です。ロレアルサロンで美容師の教育をやっていました。
美容師になるには美容学校を出て、美容室に就職して1年間はインターンとして働き、その後国家試験を受けて晴れて美容師となれるのです。
私の本業はカラーリングなどの商品を美容室に販売することでした。たくさん商材を売るために美容師を教育していました。
美容室には毛染という仕事があります。
髪の色は1トーンから10トーンまでのカラーチャートがあり、1トーンが真っ黒なら10トーンは真っ白です。この間4トーンぐらいが褐色で、7トーンがブロンドです。
髪の毛を明るくするにはブリーチします。そのためには過酸化水素水を使いますが、トーンに合わせて使う量も決まっています。
パーマはロットを使って巻きますがフルウエーブの場合は、2回転半と決まっています。ロットの円周率から計算して、その長さになるように髪の毛を切ります。
美容師は決して感性だけで仕事をしているのではありません。技術には科学的な根拠があるのです。
当時のパチンコ業界は繁盛店でも釘は教えてもらえない。科学的、論理的考察もされていないから原因と結果が分からない。釘の理論や裏付けもないから若い人を育てられなかった。
美容業界の経験が「これだ!」と直感させました。
働くことに価値がある業界にするために「学校を作ろう」との思いから12年前にC&Eアカデミーを開校しました。
当時は不正や裏モノが多かった時代です。ですから、余計、この業界が社会から認知され、社会に必要とされる業種にしたいとの思いもありました。
内部不正は経営者の哲学から起こるもので、働く人たちの質が仕事の質を決めていく。
釘に対して汗をかいている人は不正などはしません。
つづく
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