セントラルグループが、業界初の本部システム導入で質的拡大へ その1 [メディア掲載記事]

仙台に本社を置くセントラルグループ(清水栄一社長)が、チェーンの底上げを図るためにオフィスジャパンの本部システムを全国に先駆けて導入した。すでに同社の統一ゲージ経営サポートシステム「スーパーチャンサ」を導入して成果を上げているが、本部システムにより、同社の最高レベルのホールの水準を標準化することもできる。

人材を育てるためにチャンサ君を導入

相次ぐ大型新店のオープン。それに対抗する既存店のリニューアル。車で10分範囲に8店舗がしのぎを削る。

地元ではこれを表して“塩釜湾岸戦争”と呼ぶ。この状況で揺るぎない稼働率を誇るのがセントラル開発が経営する「塩釜セントラル」だ。現在、仙台を拠点に秋田、岩手地区で15店舗を運営している。

同社が転機を迎えたのが今から3年ほど前。平成11年11月11日に新規オープンした「大船渡セントラル」からだった。

初の試みとして入社3年未満の新卒1期生によるホール運営にチャレンジした。

「新人にホール運営を任せる際に、一番問題だったのが釘調整。釘調整というと職人の世界というイメージが強かったんですが、チェーン展開を目指すには一般社員でも簡単に釘調整ができるようにならなければなりません。。当時、統一ゲージの噂を聞いて、これなら新人でもスタート釘が担当できると思ってシステムを導入しました」と語るのは清水文徳専務。

懸案だった釘調整の問題も統一ゲージの実践で5万個近い稼働を維持。若手スタッフによる運営ながらたちまち地域一番店へ。

翌年12月1日に新規オープンした「塩釜セントラル」でもその成果が実証されることとなる。

同社が採用したのがオフィスジャパンの統一ゲージ経営サポートシステム「スーパーチャンサ&チャンサ君」。これは釘幅デジタル測定器「チャンサ君」と釘幅管理コンピュータ「スーパーチャンサ」で構成されている。現在15店舗中10店舗に導入されている。

「スーパーチャン君を設備費ではなく、教育費として捉えています。人材を育てることが一番大切ですから」(清水専務)といい切る。

さらに、こう続ける。

「15店舗の店長がいれば15店舗なりの考え方を持っている。ある店長はAというやり方はいいが、Bというやり方はお客さんを減らす。また、ある店長はBというやり方がよくてAというやり方はお客さんを減らす、という。これではどれが正しいのかはっきりしない。さらに、稼動が落ちれば、競合店や機械のせいにする。人をどういうふうに育てて行くか基準がない。これが一番辛かった。この基準が統一ゲージの中でできてきた、ということです」

つづく

人気ブログランキングへ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。