C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その9 [C&Eアカデミー]

7.援助(サポート&パートナーシップ)
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働くということは家族を守るためです。そのためには職場をよりよくしなければなりません。

お客さまがいなくなれば会社は倒産します。お客さまがいる、ということは地球社会を形成していることでもあります。

企業は利益を上げないことには、社会貢献ができません。利益を上げることは税金を納め、社会インフラを支えていることです。

利益を出せないのは、社会から奪っていることで貢献していない。

つまり、与える側で生きるか、奪う側で生きるか、ということです。

もちろん、与える側で生きなければなりません。

存在理由を表現するのが、釘のクオリティーを高めることです。

釘1本をいい加減にすると奪う側になるということです。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その8 [C&Eアカデミー]

6.責任

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ここで、質問します。

あなたは主人公ですか? 奴隷ですか?

今は奴隷制度はありませんが、奴隷制のあった時代、奴隷の主人公は他人です。売られて、買った人が主人で、ご主人の人生を生きるのが奴隷です。

人間は自分が主人公です。

自分が主人公なら、夢や目標を明確に掲げ、日々成長して変化しているか、ということです。

自分の人生ですから自分で考えなければなりません。

人生で右へ行くか左に行くか、その都度自分で判断しなければなりません。そうして意思決定したら実行して、結果を作り、それを検証することで学ぶ。

これを繰り返しながら成長して行く。

これが責任のサイクルです。

これの反対語が「言い訳」です。自分で意思決定ができず、他責、甘え、依存の塊です。

ぬるま湯の人生か、険しい人生か。

それを選択するのも自分自身です。

生まれたばかりの赤ちゃんは何もできませんから100%依存状態です。

これが小学生ぐらいになると半依存で、大人になったらすべて自分の責任です。

真の大人は人のせいにしたり、いいわけはしません。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その7 [C&Eアカデミー]

5.100%参加

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この円を見てなにかおかしいところがありませんか?

そうです。

これは完全に円なっていません。円の完成度で言えば98%でしょうか。100%ではありません。

人はやるべきことをきっちりやっていないから、未来が不安になります。ディプロマの試験だって同じです。やるべきことをやっていないから試験が不安になります。

100%の連続をやっていると、そこには後悔も不安も入ってきません。

逆に言えば後悔や不安があるということは、やるべきことをやっていない現れです。

そこには目標と目的がなかった、ということです。

店長は部下に不安や不満を抱かせてはいけません。

時間の意識の中で、時は金なり、という格言がありますが、C&Eアカデミーは「時は命なり」です。

どうしてか、というと金は増やすことはできても、命は増やすことができないからです。

私は現在57歳ですが、人生80年とすれば、そこにどんどん近づいています。

こうして、今私が話していることばの一つ一つが命です。魂を燃焼させています。

私の3時間の講義は3時間分の命を燃焼したことでもあります。

だから、この3時間が何の役にも立たなかったら申し訳ない。

店長はそういう意味では部下の何十人分、という命を預かっています。

これまで、命を燃焼しながら何を実現してきたか。

釘1本を叩くときも自分の命を使っています。

ひん曲がった釘は、自分の魂を冒涜していることになる。

釘は自分の姿を投影しています。お客さまから「この釘は何だ!」といわれるのは、自分ができていない、ということです。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その6 [C&Eアカデミー]

④冒険

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これは自分の枠から一歩飛びだす、という意味です。

上司の役目は部下の限界を超えさせることです。限界を超えた時に、初めて成功体験を味わうことができます。

そのためには部下には試練を与えることです。

その前には皆さんにはディプロマを取ってもらわなければいけない。ディプロマを取るということは限界状況を越えるんということです。

まず、自分が限界を超えないことには、部下に限界を越えることを指導はできません。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その5  [C&Eアカデミー]

③自己表現
ここでいう自己表現とは、自分らしくありのままに振る舞うことです。

さて、ここで突然質問します。1分間で思いつくことをできるだけたくさん書いてください。

Qあなたは誰ですか?

自分がどんな人間なのかを第三者に伝えるために、思いつくことを書いてください。
1分経過

「はい。書けましたか?」

「では、10個以上書けた人は手を挙げてください」

誰も手が挙がらない。

「じゃ、5個から10個の人」

この時手がぼつぼつ挙がり始める。

「では5個以下の人」

ここでも数名から手が挙がる。

自分の概念である自画像が25個以上書けない人は店長としての適性力がありません。

自己の概念とは思っている自分と振る舞っている自分が一致するところを自己一致といってそこが真実の自分です。この一致する面積を広くすることが自己の成長につながります。

思考には前向きで肯定的で建設的なプラス思考と逃避、抵抗するマイナス思考があります。

これを言葉に発すると「やる!」という肯定派と「できない」「無理」の否定派に分かれます。

表情を見ると肯定派は明るく輝き、活き活きしています。否定派は表情も暗い。つまり表情と思考は一緒です。

人はボロクソに怒られるとマイナス思考にしかなりません。

行動も積極的にチャレンジするのか、消極的でいつも待ちの状態で奴隷で終わるのか、ということです。

この5日間は分からないことがあったら講師にどんどん質問してください。しつこいぐらいに質問してください。

その時のあなたは心をオープンにしているので、人を惹きつける魅力が出てきます。

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その4 [C&Eアカデミー]

②「自己開示」

自己開示とは自分の心を正直に第三者に開くことです。これは自分と部下の親密性に関わってくる問題です。
心には4つの窓があります。

これは自分と他人の関わりの中で気づいている点と気づいていない点をマトリックスで表したものです。
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自分も気づいて、他人も気づいているAの領域は開放された安全な領域です。ここはお隣さんと外で顔を合わせると「今日は天気がいいですね」とあいさつする程度。こんなお天気会話を10年続けたところで相手の人格なんか分かりません。いわば、無難な付き合い、というやつです。

Bは自分は気づいているけど他人は気づいていない領域で、ここを秘密の領域と呼びます。

自己開示で重要なのはこのBの窓をいくら開けられるか、ということにかかっています。

Bの領域は自分の弱点やコンプレックスを他人に隠しています。弱みを見せればバカにされるのでどうしても隠したがります。会社では上司は部下には弱みを見せられない。

私にはこんな経験があります。

中学生の頃まで韓国人だという出自を友達に隠し続けていました。理由は韓国人だと分かると友達が離れてしまうんではないかと思っていたからです。

それが心配で心配でびくついていました。そんな思いをしながら毎日を過ごすのが嫌になり、思い切って友達に打ち明けたんです。

ところが友達の反応は意外なものでした。

「何だそんなことで悩んでいたのか」と一笑に付してくれたのです。

友達は私が韓国人だということは以前から知っていたのです。それを知っていて友達になってくれていたのです。出自を打ち明けてから心が一気に楽になりました。

これがCの無自覚の領域です。

ここは自分が気づいていなくて、他人は知っている。打ち明けることでアドバイスや支援を受けることができます。

人間はコンプレックスを打ち明けると楽になれるわけですが、部下が悩みを打ち明けてくれる親密性を築き上げることが重要になってきます。

この講義中も講師から「分からないことはありませんか」と質問が飛びます。大抵は誰も質問しません。

分からないことが分からないのか、はたまた分からないにも関わらず分かったふりをしているのか。人間、こういう時は防衛規制を働かせます。

こういう状態では色々なものが入ってきません。
質問することは恥ではありません。

Dは未知の領域で、自分も他人も気づいていない領域です。

Dの窓をたくさん開けることで可能性が生まれてきます。部下との親密性を保ちながら何でも相談できる上司になることで部下の可能性をどんどん引きだすことが上司の役目でもあり、上司の存在理由でもあります。

つづく

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その3 [C&Eアカデミー]

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人生は目標と直面することの連続です。
C&Eアカデミーに入校すると新しい出来事や未知の体験が始まりますが、人間は新しいことに対して肯定的にはなれません。8割の人は抵抗します。

それは未知のものに対して防衛本能が働くからです。

抵抗したり逃避したりネガティブになるのは恐れがあるからです。

「なんでこんなことを私がしなければならない」という恐れの感情に、怒りや悲しみの感情がくっついてくる。

皆さんも会社からいわれてここに来ていますが、大人であり管理者なので「嫌です」とはいえない。

何も挑戦しない会社はへできない理由はいくらでもいえますが、それは恐れの感情がそうさせている。成功体験がないから、やらないことに逃避するわけです。

そういう会社は新しい出来事は困難であるとか、ハードルが高いなどと自動反応で諦めてしまいます。

それでも、あれや、これやと分析はします。

それが失敗体験を思い起こしてやっぱり止めておこうとか、勇気を振り絞って自分の時間を犠牲にしてまでやろう、というポジティブな感情が浮かんだりの葛藤です。

ここで変われる人は「アッ!」と気づいて決意・決断してチャレンジするという行動を起こします。行動を起こすからそれが成功体験へとつながります。

成功すれば「やったー!」という達成感が溢れてきます。これがポジティブの最高の感情です。ベルリン国際陸上で男子マラソンで6位に入賞した佐藤敦之選手がゴールした瞬間何度も「やったー!」「やったー!」と叫んでいましたがまさにあの感情です。

意味、目的、価値を理解しているからチャレンジするわけです。

つづく

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その2 [C&Eアカデミー]

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脳みそは使わないと固定化してきて新しいものを取り入れなくなり、柔軟性がなくなってきます。

私には苦い経験があります。事業に失敗して借金を返済するために40過ぎてホールで2年間ほど住み込みで働いていました。

毎日の玉箱の上げ下げ以上に堪えたのが、40過ぎて1日中ホールに立っていることの辛さです。

仕事はルーチンワークです。班長の指示を聞いて、いわれた通りにやればよかったが、それに押し流されていたら、私はホールの2階の住み込み人生でそのまま終わっていました。

でも、その時に目標があったので住み込み人生から抜け出すことができました。

私の前職は美容業界です。ロレアルサロンで美容師の教育をやっていました。

美容師になるには美容学校を出て、美容室に就職して1年間はインターンとして働き、その後国家試験を受けて晴れて美容師となれるのです。

私の本業はカラーリングなどの商品を美容室に販売することでした。たくさん商材を売るために美容師を教育していました。

美容室には毛染という仕事があります。

髪の色は1トーンから10トーンまでのカラーチャートがあり、1トーンが真っ黒なら10トーンは真っ白です。この間4トーンぐらいが褐色で、7トーンがブロンドです。

髪の毛を明るくするにはブリーチします。そのためには過酸化水素水を使いますが、トーンに合わせて使う量も決まっています。

パーマはロットを使って巻きますがフルウエーブの場合は、2回転半と決まっています。ロットの円周率から計算して、その長さになるように髪の毛を切ります。

美容師は決して感性だけで仕事をしているのではありません。技術には科学的な根拠があるのです。

当時のパチンコ業界は繁盛店でも釘は教えてもらえない。科学的、論理的考察もされていないから原因と結果が分からない。釘の理論や裏付けもないから若い人を育てられなかった。

美容業界の経験が「これだ!」と直感させました。

働くことに価値がある業界にするために「学校を作ろう」との思いから12年前にC&Eアカデミーを開校しました。

当時は不正や裏モノが多かった時代です。ですから、余計、この業界が社会から認知され、社会に必要とされる業種にしたいとの思いもありました。

内部不正は経営者の哲学から起こるもので、働く人たちの質が仕事の質を決めていく。

釘に対して汗をかいている人は不正などはしません。

つづく

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C&Eアカデミー・利益づくりの心構え その1 [C&Eアカデミー]

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C&Eアカデミーではベーシックコースの実技へ入る前に校長である私、新井から受講するに当たっての心構えについて話しをさせて頂いています。

それが「成果を創り出す8つの原則」です。

まず、第一番目は、
①何をするのか?

政治家は何のために政治家なるんでしょうか? それは日本国民が将来に希望のもてる明るい社会を実現させる、という強い志があります。

では、皆さんは何のために釘を習いに来たんでしょうか? まず、目的と目標を明確にしなければなりません。

皆さんが上司の立場なら部下を育成し、成長させることが目的ではないでしょうか。

目標を立てても、目標と実績にはどうしてもズレが生じます。目標通りに行かないのが現実です。この誤差をどう埋めるか。

政党が掲げるマニフェストは1年後、2年後にはこうなりたい、という目標です。小泉構造改革は、痛みを伴うがいい結果のために国民に我慢を強いた。ところが、リーマンショックで結果を出すこともできなかったが、それは目的が明確ではなかったからです。

ベーシックコースの講義は月曜日から始まり、金曜日に終了します。この間、これまで分からなかったことが分かるようになり、できなかったことができるようになります。

できるようになった、ということは、自分自身を変化させて成長させていることです。つまり、日々変化しながらゴールへと向かっている、ということです。

これから皆さんが会社に帰られて、目に見えて職場環境が変化した、とすれば、それは皆さん自身が得た知識を使って変化した、ということです。

釘においては、これまで1時間かかっていたものが、30分でできるようになって尚且つ、クオリティーも高くなった、となればこれも目に見えた変化です。

いつも気になっていた部下を注意し支援した結果、部下から「今日があるのは上司のおかげ」といわれれば、それはあなた自身が変化した証です。

ただ、そういう変化がなければ何もやっていなかった、ということです。

何も変わっていない、ということはベクトルがゴールに向かっていない、ということです。

この5日間で対人関係、釘の技術が変わります。

これまで変化できなかったのは、目標を持っていなかったからです。

この5日間は明確な「ゴール」という目標が決まっています。

気づくということは変化です。
今は月曜日ですが、気づいて変化していくのが水曜日からです。

金曜日は検定試験を受けて「ディプロマ」(修了証書)を獲得することになります。

合格すると、できなかったことができるようになり、分からなかったことが分かるようになります。

今日から日々小さな目標を立て、それをクリアしながら5日間でゴールを目指します。

つづく

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モノから人へシフト――人材活用が企業間の差を開く その2 [メディア掲載記事]

新井 広域出店型はスケールメリットの追及ですが、地域密着型は質の追及ですね。お客さんとの繋がり、コミュニケーション、信頼関係をいかに図っていくか。どちらがいいのかは日本は市場経済なので最終的にはお客さんが決める。そこから切り口が見えてくる。お客さんが「嫌」だといえば退場するしかない。

清水 パチンコ業界は変化の多い業界です。形態もどんどん変わって行くので流れには乗り遅れたくない。さらに、その流れの先を進むという意識を持って会社を運営していくには、人の能力、質が一番重要な部分になってきます。

新井 20世紀のパチンコ業界は人が主役として登場してこなかった。あくまでも装置や設備、立地が主役で人はあくまでも従の立場だった。だから人材は求めなかった。一昔前は人材という発想ではなく、“人手”だった。人に期待しなくても右肩上がりで確実にマーケットは大きくなり、度胸のある経営者がやってこれた。こんな単純な経営では立ち行かないことが今はっきり突きつけられた。マーケットが縮小する中でいくら立地がよくて、立派な装置を入れても今までのように業績は上がらない。今は人の能力によって会社を興す必要がある。そうすると経営者が信頼され、尊敬されなければならない。給料だけの雇用関係では伸びない。常々、私はパチンコ業界に人の問題を提起しています。それは業界を質の高いものにしたいからです。過酷な環境からパチンコ業界を育ててきた先代には敬意を表しますが、2代目にはいわせてもらいます。「食うためだけに会社をやっているのではない」と。親から受け継いだ会社を進歩、発展させる使命がある。社会から尊敬される業界を作って行く。そのためには社員教育が必要になってくる。

清水 21世紀は淘汰の時代です。現在の店舗は立地や設備を見てもほとんど差がない。それでは何で差がつくのか。ある大手は玉箱を運ばないセルフサービスという戦略を打ちだしている。これはこれで一つの考えだと思う。それに対して、逆にもっとサービスを打ちだす考え方も出てくる。一昔前は新店優位で新店が一人勝ちしていました。最近は新店がオープンしてもお客さんは平均的に流れてしまうケースが非常に多い。お客さんの選択肢が広がったことは確かですが、店舗に差がないからそういう状況になってきている。新店優位の図式が変わった現在、当社の武器は人材教育しかない、という方向性が本当に見えてきました。隣に新店ができれば昔の経営者は改装したり、玉を出したりして対抗しましたが、これからはもっと新たなスタンスが非常に重要になってくる。それが今回導入した本部システムでした。

新井 パチンコ産業は石炭産業のように完全に淘汰されることはありませんが、いくら巨大資本であっても手を抜くと淘汰されます。生き残る条件は遵法精神と人を育てているかどうかです。



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