釘角度論・実技編その2 [メディア掲載記事]

中段のポイント
スタートの周りで入りそうで入らない玉の演出

中断は上の風車と下の風車の間のゾーン、と考えて下さい。

風車の上では風車の方角(中央寄り)へ何%寄せて、スルーチャッカーの方角(外寄り)へ何%逃がすかという考え方に立って下さい。

風車の上部でのキーワードになるのが、玉の早さに加え、回転です。この回転が盤面に向かって右回りなのか左回りなのかによって風車に大きく影響します。回転を制御するには左右の角度が重要になってきます(基本的に左右直角)。

ここで、スルーチャッカーは確変ベースに大きく影響を与えるので、入賞口手前のジャンプ釘の角度が重視されます。

風車のすぐ上にあるいわゆる逆八の角度が整っていないと、当然玉は乱反射して、スランプの大きな原因となります。

風車の角度は非情に重要です。内に寄せるか外に振るかは風車の特性で決めるので、左右上下に垂直でなければなりません。

統一ゲージでは両サイドの風車下(渡りから渡りまで)を命とよびます。

特に渡り釘の角度によってスタート数は大きく変わってきます。

一般的に左右の振り分けを大きく釘を横に振って調整する場合が多々見られますが、あくまでも左右は直角が基本です。

しかし、それだけではやはり甘くなりがちなので、渡りの角度がものをいうようになります。

統一ゲージでは渡りの9本、2本、4本の角度を3度と8度で結びます。通常では考えづらいのですが、何故でしょう? それは命釘の手前で玉の勢いを殺すためです。

下げ釘にすれば、玉の勢いが増すためスランプが発生しやすくなります。

逆に上げ釘にすれば玉が一定の軌道を描いて弾かれていきます。この時の命釘の角度は3度。ジャンプ釘の角度は4度です。

この関係で命釘を決めていくと命釘の周辺に玉は集まるものの、入りそうで入らない玉を演出できるからです。

要するにお客さんの目の前でいかに多くの玉を遊ばせて気を持たせるかがポイントです。

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