事例研究 「コア21」編 その4 [メディア掲載記事]

匠イズムの確立

ホールは完全に別のホールに生まれ変わっていた。島間はそれまでの1メートル80センチから2メートル70センチまで拡大されていた。

2階のテナントが撤退したため、150台のスロットコーナーが新設されていた。

増台だけではない。設備も最新鋭のものが吟味され、スロットコーナーには自動補給装置が導入されていた。

新井班長は同ホールが統一ゲージを採用したとき、1期生としてC&Eアカデミーでベーシックコースを受講した一人だ。ステップアップ講座を経て、今は全台のヘソ釘を担当している。

「だいたい150台ぐらいを任されています。ゲージはそうとうきれいに叩けるようになりました。同じ機種なら全台同じゲージになっています」と胸を張る。

ピーワールドで同ホールのホームページを覗いてみると釘に対する自信がこう表されている。

「当店、腕自慢の釘職人が釘1本1本に願いを込め、自信の調整。その技はまさに『匠』」とスーパー海物語のイベントの日を「匠海」の日と名づけるほど。

全スタッフは約30人。そのうち1/3が正社員で、釘は正社員になる登竜門として位置づけられている。

「C&Eアカデミーの統一ゲージを料理の世界に例えるなら、それまで砂糖ひとつかみの世界だったものが、15gの世界になった。モノの見方が統一できるようになった」と姜有司部長も評価する。

今では社内で釘を教えられる社員が育ってきた。現在8名が釘を叩ける。

つづく

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