自我状態から学ぶマネージメントその① [幹部研修会]

人間の心理とマネージメントはリンクしています。

人間は遺伝子学的に見ると種の保存と成長本能のメモリが組み込まれています。それがなければ人類は消滅しています。

成長の欲求、生存本能、愛の欲求などの遺伝子が連綿と引き継がれて人類は存続しているともいえます。

人間にはお互いを信じあって、お互いを助け合って成長する、というメモリが組み込まれています。

「オギャー!」と生まれた時の赤ちゃんは人を疑うことはありません。

要領よく生きるとか、人の上前をはねるとか、赤ちゃんにはそんな考えはありませんね。

しかし、現実の社会の中で親が経験して、体験したことが小さい頃から教え込まれていく。さらに、いじめられたり、失敗したり、騙されたりしていく中で、人間は信じられないという価値観や観念が親から子へと受け継がれていきます。

その一方で「違う! 確かに人間にはそういう一面もあるが、本来は愛すべき存在で、信じあえるのが人間」と教え込まれた人たちは、人間は信じあえるものだと思っています。

脳みそが発達していく過程の中で、われわれの精神、心というのは作り上げられていくのです。

脳の発達と自我の形成はイコールです。

脳が大きくなっていく間に、マイナスの感情、否定的な感情をどんどん受けてくると、人間のものの見方の基準は、否定的になってきます。

潜在意識が顕在化したときに出てくる言葉は、「それは無理」「そんなことはできません」とほとんどの人がそういう。

ところが、小さい頃から「人間は挑戦していこう」といわれながら育った人は、自分で自分を教育しながら「やってみなければ分からない」という言葉が出ると共に、そういう価値基準を持っています。

そういう2つの違いが人生にどんな影響を及ぼすかといえば、疑り深い人は疑り深い人生に終始することになります。

つづく

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