10年目の温故知新④最終回 [メディア掲載記事]

釘調整が計算ずくで論理的にできるシステム

ここに機種別の1ヵ月平均の一覧表である。

ここで7番と15番台を見てみよう。平均稼働が4万9735個に対して7番台は平均を5000個近く下回っている。

一方の15番台は平均を上回っている。特賞確率は7番台が1/148と甘い。

一方の15番台は1/186と辛い。にもかかわらず、15番台の方が稼働が高い。

原因を台別の釘幅、スタート相関図で検証すると11.15の釘幅の時7番台はスタート平均回数が最大±0.4回の差があるのに対して、15番台は±0.2回とスタートのバラつきが少ない。

このバラつきが稼働を落とす原因だ。この場合、スタートが落ち着かないのは誘導釘に原因があることが分かる。

誘導釘を再調整することでスタートも落ち着き、稼働も安定してくる。このように原因が究明できて対処できるのが釘幅測定器の真骨頂である。

本来基本釘が出来上がっていれば、打ち手が替わってもスタート回数は変わらない。

釘幅測定器アドバイザーの新井博貴氏は「今までの釘調整では進歩はない。システムを使って検証することで、これまでの常識が非常識であることに気づかされます。認識の違いは行動の違いに現れてきます。釘調整を低いレベルに止めている人と高いレベルで成長する人とでは取り返しのつかない差になる。2万以上の稼働がないと、スタートのデータが取れないという人もいますが、そういう感覚で調整する人は永遠に合わせられません」と手厳しい。

客に負担を感じさせないで、ホールの利益を取るにはスタートをいくらにしたらいいのか?

それを釘幅で回答する——釘調整が計算ずくめで論理的にできるシステムが釘幅管理であるといえよう。



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