利益作りの本丸は本部にあり⑨ [経営]

企業活動の目的

企業活動の目的は以下の4つです。

①利益活動(手段、目的)
②企業の永続(本質)
③社会貢献(顧客のニーズを満たす)
④社員の成長(生きがい、働きがい)

この4つのどれが欠けても目的は達成できません。

パチンコ台で遊技してもらうことはあくまでも利益活動です。お客様の利益が顧客接点であるパチンコ台にすべて網羅されているか。そのための仕込みをいかにやったか。

寿司屋は仕込みに8割以上の時間を費やしています。お客様の見えないところで下ごしらえをしっかりやっています。残りの2割の仕事がお客様の前でネタを切って、握って寿司を出すことです。

寿司屋がうろこのついたままのネタをカウンターに出しているでしょうか。

パチンコも本来は釘調整に圧倒的な時間がかかります。それを面倒くさい、手間隙がかかる、覚えるのは嫌、といっている人たちはうろこのついたままのネタをネタケースに出しているのと同じことです。

ネタの仕込み準備ができないままに開店する。だから最終的にコスト高になるわけです。

経営者は人という資源を活用しないで、機械に依存してきました。新台をいかに大量に、いかに早く購入するかの競争をやってきました。

資金調達とたくさん購入するきっぷのよさが、経営の差になっていましたが、これからは人という資源の活用が求められる時代です。

本当に強いホールは、仕込みに十分時間をかけられる人が育っているホールです。

経営資源の中で人の資源が最も重要です。人の活用なしにすべてが資源にはなりえません。モノやカネは主体性を持っていません。モノやカネに命を吹き込めるのは人です。

情報があっても使える人がいないと情報は腐ります。人を活かしたとき初めて、モノもカネも情報も生きてきます。

唯一の資源は人と捉え、人の資源を活用することです。ここに経営思想を置くことです。

1台40万円の機械はモノです。お客様に喜んでもらえる命を機械に吹き込まない限りはただのモノで終わってしまいます。

命を吹き込んでいないから、1~2週間でお客様が飛ぶ現実に直面するわけです。

つづく

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