釘角度論・実技編その1 [メディア掲載記事]

玉の乱反射を防ぎ理想の玉筋を作るには上、中、下段のそれぞれ釘角度がポイント

前回は釘の角度が何故必要か、ということについて概論を交えて述べましたが、今回は実技編です。盤面を上、中、下段に分けて釘角度の意義と調整方法について「CR海物語」を例に述べていきます。釘の角度には「遊ばせる」「絞る」「安定させる」の3つの役割があります。これを念頭に釘1本1本の角度まで追及しなければ統一ゲージは完成されません。

●上段のポイント 中段へ差しかかる手前での玉の安定化を図る

まず、最初に天を中心とした上段は打ち手が唯一狙いを定めて打てる場所である、ということを認識することが必要です。

上段部分は玉の導入部分ですから、玉の乱反射をできるだけ減少させることが目的になります。そのために上げ角度の統一と左右を90度にして打つことを心掛けましょう。

「CR海物語」を例に取るとプラスチック風車より上の部分は5度。ワープ入賞口より下の部分は3度を勧めています。

高交換率対応の店舗ではワープゾーンに入りやすい、という理由でワープ入賞口をかなり絞って営業しています(ワープゾーン利用の場合の方がスランプが生じやすい)。

しかし、命をいくら絞っても道ができていれば、あまり効果がないばかりか、見栄えも悪くお客さんの印象を悪くします。

角度を2つに分ける理由は、等間隔である箇所を広くすることにより、玉が暴れる→スランプを誘発する→ワープ入口に入りにくい。

入賞口の部分は玉足が早いものが入りやすい→上部を5度にすることにより若干遅くなる。

上段の役目は中段へ差しかかる手前での玉の流れの安定化を図ることにあります。

つづく

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