釘角度論・概論編その2 [メディア掲載記事]

ホールの落とし穴。職能教育という釘教育の重要性

ホールで接客教育などの社員教育は行われているが、職能教育、つまり釘調整技術を自社で教育するホールは少ない。

理由は教えられる人材がいないから。物を教える場合、理論が必要になってくるが、“勘”性だけでやって来た人たちはそれを持ちあわせていなかった。

“勘”性とは何も考えていない感性。仕事は杜撰。結果に対しても言い訳をして責任を取らない。その場しのぎの対処で勘だけに頼っているから釘の技術の進歩と発展がなかった。

釘の技術が進歩しなかった理由は、機械の偏重傾向にあった。

昔の平台には落としがあり、そこを釘師が自分の勘所で開放台、回収台、遊び台を作っていた。

ここでは名人の巧みの世界があった。釘師の出来不出来で店が左右された。

ところが、セブン機の登場で、釘が軽視され始めた。

機械のスペックが高かったため、台売りが10万、15万円の時代があった。いい加減な釘でも機械のスペックにお客がついた。

再び、スペックが低くなると、釘の技術介入が必要になってきた。工業製品であるパチンコ機を“商品”に変えて差別化する手立てが必要になった。

しかし、セブン機の台頭で釘の技術の進化が止まった。伝承する人材もいない。

初心者に「だいたい」とか「これくらい」という曖昧な言葉で説明しても納得できない。

それを誰でも分かる数値で教えることが統一ゲージの基本でもある。

つづく

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